2016年10月4日

野上電鉄 モハ23

▲野上電鉄モハ25 日方 1989-10

野上電鉄モハ20形23は、モハ24共々最古参の車でした。
ルーツは1910年製・阪急(当時は箕面有馬電気軌道)1形。これに南海から入手したブリル台車(電2形用?)や電機品を組み合わせて作った代物で、訪問時すでに齢80年でした。

阪急時代に何度も改造を受け、1形オリジナルの面影は全くなくなっていますが、不均等なドアや車高の低さといった、どこか田舎臭い鈍重なところに惹かれ好んで記録しています。

足繁く訪問した1988-90年当時はまだ第一線で活躍中。朝晩の2連運用には必ずと言っていいほど入っていました。
▲いずれもモハ23+26 幡川-重根 1989-10

朝運用をこなしたモハ23+26が戻ってきました。このまま夕方までお休みです。
▲いずれも日方-連絡口 1989-10

日方車庫に休むモハ23。この頃は登山口方向に向って一番左端の側線が定位置でした。

▲いずれも日方 1988-1
 
モハ23車内。凡そ床と屋根以外は全部、というくらい木造部分が多く残っています。
室内灯も、これまた骨董品級のグローブ型白熱灯を装備していました。
▲いずれも日方 1989-10
 
しかし老朽化には勝てず、1992年頃休車。
その後は休車体お決まりの位置、連絡口駅裏手の側線に留置されましたが、廃止を迎える日まで動くことはありませんでした。
▲幡川-重根 1989-10

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