2016年12月21日

秋の蒲原 その2

▲蒲原鉄道狭口付近 加茂川を望む 1984-11

小春日和の中、大蒲原からへノンビリと歩き出します。
沿線に人家はほとんど見当たりませんが、其処彼処に稲架木を見かけました。
▲いずれも大蒲原-高松 1984-11

高松は田園の中にポツンと佇む無人駅です。
▲高松 1984-11

高松から隣の土倉へ、更に冬鳥越から七谷へと歩を進めます。冬鳥越を過ぎた辺りから一面にススキが広がり、しばらくここに陣取ることにしました。
▲いずれも冬鳥越-七谷 1984-11

七谷でようやく腰を落ち着かせます。
モハ12が小さい体躯を揺らしながらスプリングポイントを渡ってきました。並行する砂利道や電柱に括り付けられた踏切、「発条」の立札がローカル色を引き立てます。
▲いずれも冬鳥越-七谷 1984-11

これに乗って狭口で下車。狭口は近くに加茂川を望み、あとは数件の民家と田圃があるだけの長閑な所でした。既に陽は傾き始め、斜光線を生かせる場所を探して七谷方へ進みます。
▲いずれも七谷-狭口 1984-11
 
続いて加茂方へ。
▲いずれも狭口-駒岡 1984-11

陽のかけらが加茂川の向こうに沈み、ここでタイムアップ。
晩秋の黄昏は早く、誰もいない狭口のホームで次列車を待つうち、見る間に闇に包まれて行きました。
▲モハ11 村松 1984-11

2 件のコメント:

  1. 盆栽大先生の弟子2016年12月21日 22:38

    モノクロの光線ってイイッす。
    頭の中で、どんな色のイメージかなと思いをめぐらせます。
    黒澤明の白黒映画が好きな小生は、1枚目の写真を見ると、ギラギラした目の三船敏郎が出てきそうな感じです。
    2枚目以降の単行電車は、黒澤映画の脇役、加藤大介とか藤原鎌足、伊藤雄之助を思い出します。。。
    皆、生まれる前に活躍した俳優です。古すぎるかぁ。。。

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  2. 盆栽大先生の弟子ことmaru-haどの

    黒澤映画のファンだったとは知りま仙太郎でした。古すぎて分かりません~・・・
    因みに「藤原鎌足」じゃなくて「釜足」でんがな!

    それはともかく、小生もモノクロならではのトーン、特に逆光線が大好きです。カラーだと潰れてしまいそうな被写体でもモノクロだと逆に活かせますよね!

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