2017年9月2日

小坂線を往く夏

▲同和鉱業小坂鉄道 新沢-深沢 1986-8

1986年夏休みのこと、弘南鉄道への道すがら立ち寄った小坂鉄道。
8月のせいか貨物列車は休業中でした。魅力半減ですがアテもないまま雪沢温泉で下車、隣の新沢から深沢あたりまで徘徊することにしました。
▲いずれも新沢-深沢 1986-8

元来小坂鉱山のための路線ですから、雪沢温泉周辺に鉱泉と小さい集落があるくらいで、山深い沿線には全く人気がありませんでした。

DC列車は少なく2時間に1本程度、半日ではやはり時間が足りません。
深沢まで歩いたところで早くも陽が傾き始め、引き揚げることにしました。


▲深沢-茂内 1986-8

キハ2100形は1962年の改軌に合わせてデビューした自社発注車。輸送密度の低いローカル私鉄に新造車は役不足の感ありですが、当時の鉱山の繁栄を示すものだったのでしょうか。関東鉄道キハ800形とは兄弟車です。
▲大館 1986-8

小坂線は1989年に同和鉱業から切り離され、小坂精錬として再スタートを切りますが94年に旅客列車が廃止。貨物専業として再起を図るも長くは続かず、2008年に終焉を迎えます。
▲雪沢温泉 1986-8

▲新沢-深沢 1986-8

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