小学生時代の日課は、学校が退けてから駄菓子屋と東武線佐野市駅で道草を食うことでした。
お役御免となった貨物ホームに座り込み、列車を眺めたり、片隅に放置してあったトロッコに勝手に乗ったりしながら、何時間も過ごしました。
これが今に至るまでのテツ活動の原点でしょうか。
当時は鉄道誌を毎月買うという芸当はできる筈もなく、同級生と交代で買って回し読みをしていました。ある日、自分かそのうちの一人か忘れましたが突然「写真撮りに行こう」と言い出し、その週末、家からカメラを持ち出して集合したのが鉄道写真のスタート地点だったと思います。
1973年初夏のことでした。
▲ED4021 佐野市 1973-6
▲78系 いずれも佐野市 1973-12
館林検修区(現:南栗橋車両管区館林出張所)が自転車で行ける範囲にあったことも拍車をかけました。何度も通っているうちに、平然と通用口から出入りするようになります。
当時は実に鷹揚というか、子どもが構内でウロウロしても誰も咎めたりしませんでした。
良き遊び場であり、庭のような存在だった館林ですが、橋上駅舎となり貨物もなくなってすっかり様変わりしました。
▲いずれも館林 1973-12
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