昼寝姿は幾度となく目にしてきた弘南鉄道の電機たちですが、走行シーンは見たことがありません。雪中の力行が雑誌に載る度に「いつか撮ってみたい」とうなされていたところでした。
初日は弘南線で1往復の運行。
1923年WH製、車齢90年超の元武蔵野鉄道「デキカ13」がラッセルをプッシュします。西武で保管中のE12とは兄弟車。
生憎の雨模様ですが、先ずは定番撮影地の尾上陸橋にて。新雪はほとんどありませんが、微妙に雪を掻いています。
雨にめげず新里近くまで追いかけます。前方確認しながらゆっくりとやってきました。
主要駅では構内と行ったりきたり、転線を繰り返しながら訓練を行います。
辺りが暗くなる頃、訓練を終えてネグラの黒石に戻ります。
翌日は大鰐線で2往復運転されました。
信濃鉄道(現JR大糸線)出自のED22は、国鉄・西武・近江・一畑と漂泊の末1974年に弘南鉄道にやってきました。こちらも1926年生まれ、御年90歳のご老体です。初日は弘南線で1往復の運行。
1923年WH製、車齢90年超の元武蔵野鉄道「デキカ13」がラッセルをプッシュします。西武で保管中のE12とは兄弟車。
生憎の雨模様ですが、先ずは定番撮影地の尾上陸橋にて。新雪はほとんどありませんが、微妙に雪を掻いています。
▲いずれも新里-館田 2014-12
主要駅では構内と行ったりきたり、転線を繰り返しながら訓練を行います。
翌日は大鰐線で2往復運転されました。
▲大鰐 2014-12
まずは旧型電車時代から馴染みの鯖石付近で捕えてから、後続の列車で追い掛けます。
津軽大沢で待ち構えました。ここでも転線を繰り返しながら除雪訓練を行います。
▲津軽大沢-松木平 2014-12
大鰐に戻る回送列車。
いや〜、ラッセルの走行風景良いですね!
返信削除折角青森にいたのに一回も撮らず仕舞いになってしまっています。
chitetsuさん
返信削除電機の走行姿が見られたのは感動モノでした!
弘南線の方は雪掻きならぬ「水掻き」になってしまいましたが・・・
この年は12月始めから大雪が降り、試運転が走る前に本番ラッセルが出動しちゃったそうです。
で、逆に試運転後は全然降らず・・・とうまくいかないものです。
最も積雪が多い1月でもラッセル出動は7、8回とか・・・狙ってもなかなか撮れないみたいですよ。
いやあ~、今や希少価値の現役凸型電機、良いですね。
返信削除北マトさん
返信削除訪問ありがとうございます。
ラッセル車も昭和初期の年代ものですが、やはり電機に目が行ってしまいます。
1923年製とは驚異的で、大牟田の三井化学専用線に次ぐ古さです。
車体のあちこちに痛みが目立ちますが、頑張って欲しいですね。
はじめまして、Chitetsuさん経由でやってきたCedarと申します。アメリカ電車好きなので、このELには痺れます。このスタイルはアメリカのインタアーバンにも同類がいます。
返信削除Cedarさん
返信削除訪問ありがとうございます。
Cedarさんの独創的な作品の数々、いつもchitetsuさんのページで拝見しております。
輸入電機大好き人間の私ですが、動く姿はあまり実体験がなく今回もラッセルというより電機目当てで行きました。WHの凸電もそうですが、GEのED14などアメリカ製は無骨かつ精悍なスタイルに痺れます。
広く浅く、のブログですがまた覗いて頂ければ幸いです。