道路の真ん中にドッカと鎮座する昔ながらの駅舎-新潟交通県庁前駅は独特の存在でした。狭い路面をゴロゴロと闊歩するデンシャたちと共に、格好の題材として多くのカメラに収まりました。
まずはお馴染みのアングル、駅隣りの歩道橋から入線してくる電車を狙います。後ろの旧県庁舎もまだ現役で、こちらの建物もきちんと記録しておくべきだった・・・と後悔です。
▲県庁前 1984-11
県庁前を出てしばらくすると急に道路が狭くなり、軒先を掠めるように走ります。
▲いずれも東関屋 1988-5
当線のマスコット、モワ51。
81年に貨物牽引の任務から外れた後は専ら除雪用となりましたが、殆ど出番はありませんでした。
この頃は「日車標準型モハ&小田急1400形クハ」という布陣に混じって、異色の1形式1両、クハ36・37・39もいました。
まずはこちら、クハ36。戦後製のモハ16(初代)を電装解除したもので、小田急車体ながらこちらはデハ1350形を載せています。
旧国鉄キハ04のクハ37。前面が2枚窓に改造されていますがキハの面影を良く残しています。
こちらは旧西武のクハ39。全国に散った旧武蔵野デハ320形の一派で、蒲原モハ71も仲間です。
こちらは名物の旧伊那電・モハ16(2代)の車体。
日車標準型への更新に伴ってお役御免となったモハ14やクハ38の車体もありました。
この2両は単なる倉庫ではなく、車庫と一体化した作業所になっています。ドアもそのまま(?)使われており、このアイデアにはすっかり感じ入ってしまいました。
軌道線がなくなった東関屋はバスターミナルや旅行センターを併設した新駅舎になり、様相は一変します。JR新潟駅へのアクセス重視路線に舵を切り起死回生を図りましたが、旅客減に歯止めは掛かりませんでした。
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