1987年夏のこと、「最果て」のイメージを撮りたくなり天北線へ。
当時の道内には夜行急行「まりも」「大雪」「利尻」が走っており、周遊券での旅に重宝していました。
音威子府で夜明けを待って天北線の始発に乗り換えます。生憎と外は雨が蕭々と降るばかりですが、原野に囲まれた安別で下車。安別はJR発足と共に駅に昇格した仮乗降場です。
遠くクッチャロ湖を望み、あとは広大な原野だけの最果てらしい風景でした。3枚目、一見風景だけですが、豆粒のように列車が写っています。
好転する気配のない空模様に露出も限界、ついに根負けして稚内を目指します。
途中、浜頓別で10分ほど停車。かつて分岐していた興浜北線は既に廃止されていました。
宿を取った南稚内に着く頃、ようやく薄日が差してきました。
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