▲上田交通モハ5251 上田-城下 1985-1
雑誌のコンクールで見掛けた、逆光線の千曲川橋梁を行く丸窓電車が強く印象に残り、初めて同じ位置に立ってみたのは1984年初夏のことでした。
上田を出た電車は左へ90度カーブし、急に視界が開けたと思うと千曲川を跨ぎます。トラスの処理が難しいですが、朝日に反射する川面と電車の組合せを狙います。
▲いずれも上田-城下 1986-2
さて別所線に来ると必ず立ち寄るのはこちら、上田原車庫。
凡そ新建材などとは無縁な、年季の入った凄まじい車庫や駅舎が昇圧時まで健在でした。
▲いずれも上田原 1986-9
旧東急デハ3300形の3310。
1日1往復、中塩田までの区間列車の限定運用でした。
車庫で昼寝中のこちらは旧長野電鉄モハ201のモハ5261。
こちらも長電からやって来たモハ5271。深い屋根に巨大パンタ、リベットだらけの川造スタイルの原型を良く留めています。
ライトやパンタが外された旧富士急のモハ4257。この後里帰りして復元されています。
旧宇部デキ11を出自とし、流転の末上田にやって来たED251。ナンバーは国鉄時代を名乗っていました。
高架になる前の上田駅。
狭い跨線橋や「別所線のりば」の案内看板、小振りな木造の事務所・・・一昔前の乗換駅らしい雰囲気が感じられる場所でした。
上田交通昇圧の頃 →→ その1 / その2
▲上田 1986-9
上田交通の良き時代に訪問しましたね。
返信削除私は1970年に訪問しましたが、
それから16年が経っても魅力を失っていないのに驚きました。
katsuさん
返信削除70年に訪問された真田傍陽線の電車たちや本原・真田駅の魅力溢れる駅風景を改めて拝見しました。
私は72年の廃線には間に合いませんでしたが、無理だと分かりつつも本当に見たかった路線の一つであったと感じます。
別所線の昇圧を間近に控えたこの頃は、電車はもちろん古い施設などが最後を迎えようとしていましたが、もう何十年も変らぬ光景のように思えました。Katsuさんが行かれた下之郷周辺の風景もほとんど同じであったかと思います。