▲東京急行電鉄デハ75 下高井戸 1977-5
予報どおりの大雨の中、せっかくの休日だからと同級生らと上京を決行。
定番コースの上野や東京を覗いた後、この日は新宿から京王線に乗り込みます。目的はこちら、初めて見る東急世田谷線でした。
例によって下高井戸付近で安直に狙います。
木の塀や質屋、平屋の民家があったりと、どことなく下町の雰囲気が漂っていました。下高井戸の駅も、上屋や壁に囲まれた現在と違って開放的です。
主力のデハ70形。
オリジナルの外観を保っていた彼らですが、80年代以降の更新工事で張上げ屋根化、更にヘッドライトの窓下2灯化などで見る影もなくなってしまいます。最後はカルダン化されました。
▲下高井戸 1975-6
2度目の訪問は77年、この時は上町車庫まで往復してみました。
デハ80形は戦後登場した玉電の最大勢力でしたが、その後同様の更新工事を受け、カルダン化されています。
こちらはステンレスもどきのデハ150形。
デハ300形に置き替わるまで、東急最後の吊り掛け車として2001年まで残りました。
▲いずれも上町 1977-5
1993年に橋上駅舎になるまで、上下別々に駅舎がありました。
▲上町 1977-5
まだ玉電の雰囲気が残っている頃ですね。下高井戸の北口は、今でも戦後間もなくの面影を留めるマーケットが健在です。
返信削除モハメイドペーパーさん
返信削除改めて見ると駅舎や周囲の風景を始め、電車も未更新だったりと今とは隔世の感ありですね。
80形がなくなってからは世田谷線もご無沙汰していますが、まだ古い商店街が健在とは知りませんでした。守るべきものは後世に残そうという文化が根付いているんでしょうね。
あのマーケット、ついに壊されたらしいです。
返信削除chitetsuさん
返信削除あちゃー、そうでしたか!
画像で見て行ってみたいな、などと思っていた矢先でした。
古い商店街、頑張っているところもありますがやはり全体的に衰退している状況は寂しい限りですね。