2017年8月26日

初九州は熊本電鉄 その2

▲熊本電鉄モハ71 1980-9

さて御代志で降りたはいいものの、辺りに何もない雑然とした場所です。
この時は部分廃止も、ましてここが終点になるとは知る由もありませんでした。
車窓から見えた森のような景色も、ファインダー越しだと大したことはありませんが取り敢えず構えます。
▲御代志-大池 1980-9

現在と違い、石積みのホームがポツンとあるだけで待合所も上屋もありませんでした。左端に無人化久しい駅舎が見えますが機能しておらず、物置のようです。

御代志を発車する旧小田急のモハ302。
▲いずれも御代志 1980-9

さて次は北熊本の車庫を覗きました。
ここの名物はモハ71、国鉄可部線からやってきた旧広浜鉄道・モハ90形です。この頃はまだ車籍はありましたが殆ど構内入換用になっていました。


オリジナルのモハ100形に加え旧東急の200形、旧小田急の300形などバラエティ豊かですが、各車ごとに微妙に異なるこの色加減、やはり気になります。
コ1、こんな貨車(客車?)もいました。
当線の貨車は風変わりな形式を名乗っており、有蓋車「ヤ」・無蓋車「ム」・長物車「ナ」といった按配です。なので、こいつも「工作車」の略・・・と勝手に思っていましたが、客車時代の「コハ」の名残ではとの説もあり、謎が多い車。1923年ヤ1として竣工するも、その後客車→有蓋車→工作車という複雑な経歴を持ちます。
▲いずれも北熊本 1980-9

さてまだ明るいですが、これだけ撮ると国鉄駅へ引き返します。
目的はこちら、ED72の荷物列車。既に引退が囁かれており、運用も少なかったので押さえておきたいカマでした。
時を同じくしてこちら、キハ82形「おおよど」もやって来ました。
「おおよど」は博多から肥薩線経由宮崎までのロングランで1日1往復。7両編成ではちょっと物足りませんが特急の名にふさわしい列車です。
少し待って583系「有明」。先頭車は非貫通に改造されていました。
▲いずれも熊本 1980-9
 
とここで枚数が結構いってしまいました。
・・・しつこく次回に続きます。
▲東郷-福間 1980-9

2 件のコメント:

  1. こんにちは。熊本電鉄を検索していてこちらにたどり着きました。
    元沿線住民です。
    202の画像、初めて拝見しました。
    両運転台の201、片運転台の203とその相棒の221は実際に乗ったことがありましたが、202は見たことがありませんでした。
    これは大変貴重な写真だと思います。

    これからもがんばってください。

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  2. pwfheavyさん

    訪問ありがとうございます。
    事前情報があまりなく、行き当たりばったりで撮った記録ですがお目に留まり恐縮です。
    スローペースですが少しずつ充実させていきますので、また覗いて下されば幸いです。

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