▲江ノ島鎌倉観光352 鎌倉高校前-七里ガ浜 1980-12
江ノ電は栃木方面から半端に遠かったせいか、初訪問はかなり遅れて1980年。
折しもデンシャたちの前照灯が窓下2灯に移されて些かヘンテコになった一方、「タンコロ」こと100形が最後の活躍をしていた頃でした。
まずはこちら、架け替え前の境川橋梁にて。
ゴツいコンクリート橋の現在と違い、この頃は長閑な雰囲気と相俟って絵になる場所でした。
当時の布陣は1000形を除けば300形や500形、玉電からやって来た600形など小型連接車のオンパレードでした。
製造年代や出自によってスタイルが大きく異なる300形は、301-306編成全てが健在。現在も305編成が新製に近い改造を受けながら、江ノ電のシンボルとして現役です。
やってくる電車は「窓下2灯」ばかりで一巡、どうやら寸分の差で完了してしまったようです。ちょっとガッカリしながら、これもお馴染みの腰越-江ノ島の路面区間で構えます。
今や一大観光路線の江ノ電、いつ行ってもカメラの大放列で辟易してしまいますが、この頃は廃線危機を脱してからまだ数年。タンコロもさして話題にならなかったようで同業者はゼロ、静かなものでした。
▲この翌週にタンコロが引退しました 鎌倉高校前 1980-12
一番おもしろい時代だったのかも知れませんね。台車マニアとしては300形、500形の怪しげな改造台車に目を奪われていました。
返信削除モハメイドペーパーさん
返信削除この1年前、ライトが下がる前だったら更に良かったです(苦笑)。
元玉電の600形などは窓下2灯と共にHゴムだらけの不細工な顔になってしまい、惜しいことをしました。
当時はちょうど305編成が東急車輛の手になる奇妙な台車に履き替えたばかりで、初めて見たときは驚いてしまいました。