2017年10月4日

江ノ電のライトが下がった

▲江ノ島鎌倉観光352  鎌倉高校前-七里ガ浜 1980-12

江ノ電は栃木方面から半端に遠かったせいか、初訪問はかなり遅れて1980年。
折しもデンシャたちの前照灯が窓下2灯に移されて些かヘンテコになった一方、「タンコロ」こと100形が最後の活躍をしていた頃でした。
▲江ノ島 1980-12

▲当時の最新鋭・1000形 江ノ島 1980-12

まずはこちら、架け替え前の境川橋梁にて。
ゴツいコンクリート橋の現在と違い、この頃は長閑な雰囲気と相俟って絵になる場所でした。
前照灯移設は最終段階でしたが、まだオデコにも乗っかっています。
当時の布陣は1000形を除けば300形や500形、玉電からやって来た600形など小型連接車のオンパレードでした。
▲いずれも鵠沼-湘南海岸公園 1980-12
 
変わらぬド定番地でも構えます。こちらは旧山梨交通モハ7形の800形、輸送力を買われて大車輪の活躍をしていました。
製造年代や出自によってスタイルが大きく異なる300形は、301-306編成全てが健在。現在も305編成が新製に近い改造を受けながら、江ノ電のシンボルとして現役です。
▲いずれも鎌倉高校前-七里ガ浜 1980-12

やってくる電車は「窓下2灯」ばかりで一巡、どうやら寸分の差で完了してしまったようです。ちょっとガッカリしながら、これもお馴染みの腰越-江ノ島の路面区間で構えます。
▲いずれも江ノ島-腰越 1980-12
 
2両だけ残ったタンコロこと100形。
▲いずれも江ノ島 1980-12
 
今や一大観光路線の江ノ電、いつ行ってもカメラの大放列で辟易してしまいますが、この頃は廃線危機を脱してからまだ数年。タンコロもさして話題にならなかったようで同業者はゼロ、静かなものでした。
▲この翌週にタンコロが引退しました 鎌倉高校前 1980-12

2 件のコメント:

  1. モハメイドペーパー2017年10月4日 9:37

     一番おもしろい時代だったのかも知れませんね。台車マニアとしては300形、500形の怪しげな改造台車に目を奪われていました。

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  2. モハメイドペーパーさん

    この1年前、ライトが下がる前だったら更に良かったです(苦笑)。
    元玉電の600形などは窓下2灯と共にHゴムだらけの不細工な顔になってしまい、惜しいことをしました。
    当時はちょうど305編成が東急車輛の手になる奇妙な台車に履き替えたばかりで、初めて見たときは驚いてしまいました。

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