▲名古屋鉄道モ754 長瀬-谷汲 2000-11
決して気軽には行けない彼の地に月1回ペースで惹き付けた活力源は、やはり最後まで昭和初期の電車が活躍していたことでした。
晩年の主力メンバー、モ700・750形らは窓やヘッドライトが不恰好な改造を受けて魅力が半減・・・しかし起伏に富んだ沿線風景がそれを打ち消すに充分な役割を果たしました。
そんな中から今回は晩秋を行く谷汲線をお送りします。
谷汲線は僅か11.2kmの中に山あり川あり、田園風景ありと四季折々の変化を凝縮したような路線でした。まずはこちら、揖斐川の支流・根尾川沿い行くモ754。
北野畑駅に差しかかるSカーブから。
モ754は不細工なヘッドライトが一際目立ちますが、リベットが厳つい車体はそのままでした。
▲いずれも更地-北野畑 2000-11
赤石を出て根尾川の支流・管瀬川を渡り、大きく弧を描くと長瀬に到着です。
秋気満つ長瀬付近を行く。
▲長瀬-谷汲 2000-11
並行する道路から手軽に狙えるポイントですが、山村のような雰囲気が好ましく来る度に陣取る場所でした。
陽のかけらが沈む間際にモ754がやってきました。
1987年の揖斐・谷汲線訪問 →→ こちら
▲長瀬 2000-11
こん〇〇は。HKRです。
返信削除私も谷汲線にKOされた者の一人です。99年の夏に名古屋旅行のついでに寄って衝撃を受け、明くる00年の2月と12月に足を運びました。管理人さんの2000年11月撮影のススキの写真は、私も同じ場所で撮っています。
とても「通った」などと言える回数ではありませんが、赤の発色が目立つようにPKLを詰めて行ったりなど、あれこれこだわって撮影に臨んだので、谷汲線は強く印象に残っています。
忙しかったとはいえ、もっと通っておくべきでした。まさに後悔先に立たずです。
HKRさん
返信削除こんにちは。今回も訪問ありがとうございます。
電車が不恰好にはなりましたが、最後に残った「戦前型の電車が普通に走る路線」ですから贅沢は言っていられず、春夏秋冬を記録してやろうと通いつめてしまいました。谷汲線の風光が起伏に富んでいたからこそですが・・・
長瀬付近は四季折々の変化が楽しめるポイントで、私も訪問の度に向かう場所でした。
PKL(懐かしい言葉です)はKRと共に私も随分と愛用しました。本記事はフジ・プロビアで撮っていますが、今回データ化してみてコダックの画質に及ばないことを確認する破目になり、底力を改めて感じました。