西武の離れ小島・多摩川線。
その出自は多摩川の砂利輸送のため、明治時代に敷設された多摩鉄道でした。
1976年夏、立川・八王子方面の多彩なデンシャ群を見に行った道すがらのことでしたが、当時はこれが西武線だったことすら知らず、小型時刻表の路線図では判明もしないまま、この盲腸線何だろうなどと考えあぐねていた始末でした。
電車は451系ですが、広いホームを始め駅の佇まいは変わらぬままです。
こちらはその時の主目的です。
メインは重連で運用される八王子機関区のED61。既に中央線貨物の主役はEF64に移る一方、ED62への改造も始まっており、先行きが見えていました。他にも青梅線の72系や南武線のデンシャたちと初見参が満載でした。
▲いずれも立川 1976-7
▲高円寺 1976-7
こちらも50両の少所帯でしたが、国鉄初の地下鉄対応・アルミ合金製車体といった点で画期的な車両でした。
▲吉祥寺 1976-7
アルミ地色で異彩を放っていた301系でしたが、1978年からグレー基調に塗装されインパクトが薄れます。
初めて尽くしだった西東京方面行でした。
▲立川機関区はED16・EF10の牙城でした 1976-7