2017年11月17日

上田交通 昇圧の頃 その3

▲上田交通 中塩田 1986-9

「下之郷の大カーブ」は、広大な田園風景をコトコト走る姿に惹かれていつも陣取る場所でした。
下之郷駅を発車した電車はぐいっとカーブすると、いきなり田圃のど真ん中に放り出された感じで中塩田を目指します。
▲いずれも下之郷-中塩田 1984-7

こちらは終日2連運用になった頃。
丸窓+平面ガエルことクハ290形、モハ5370形+クハ252という組み合わせによく遭遇しました。
▲いずれも下之郷-中塩田 1986-2 

鯉のぼりを眺めながら、下之郷付近を行くモハ5370形。
田圃にもそろそろ水が張られる頃になりました。
▲いずれも下之郷-中塩田 1985-4

下之郷と共に、こちらも何度も訪れた中塩田。
別所温泉とともに洋風建築の駅舎が残り、現在もリニューアルされて健在です。
▲いずれも中塩田 1986-9

昇圧前最後の訪問となったのは1986年秋、この日は別所温泉からスタートです。あちこちを徘徊しながら名残を惜しむことにしました。
▲いずれも八木沢-別所温泉 1986-9

▲寺下-神畑 1986-9

▲中野-舞田 1986-9

▲八木沢 1986-9

上田原の凄まじい電車区は、昇圧と共に下之郷へ移転。
東急からやって来たばかりの5000・5200形が出番を待ち構えています。クハ5251は図らずも丸窓と同じ番号を名乗ることになりました。
▲いずれも下之郷 1986-9

最後はもう一度、別所温泉へ。クハ252+モハ5371が視界から消えるまで見送り、眼瞼に焼き付けました。
▲別所温泉 1986-9

2 件のコメント:

  1. 最後のガソリンカー改造クハ、元々が軽量構造のためか自重も軽いですね。
    比較的平坦とは言え、ロートルの吊り掛け車にとってはありがたい相棒ではないでしょうか。

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  2. 12号線さん

    ご指摘のとおり、クハ252は軽量・小型だったのと制御器が5370形と互換性があったせいか、最後まで本当によく動いていましたね。手動扉に片隅運転台と、乗っても楽しい電車でした。全国にあった電車+キハ改造クハという組み合わせも、ここが最後だったと思います。

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