無論モデラー向けの建造物や配線の解説がメインですが、そこには往年のローカル駅の魅力を凝縮したような光景が展開され、まさに目からウロコです。
中でも最も気になったのは六分駅。年季の入った木造駅舎に貨物ホーム・上屋・倉庫・待合所などが按配良く配置されていました。
駅舎を始め、開業時からの施設や配線が末期まで残り、中之口村の中心として機能していた往時が偲ばれます。本屋は大きい民家といった趣で「風格」とはちょっと違いますが、家に帰ってきたような安堵感がありました。
六分始発の区間列車が手持ち無沙汰げに客待ち。
1981年、燕-六分間に8往復設定されるも旅客増にはつながらず、程なく廃止されてしまいました。
六分の佇まいに気を良くしたこの日は、初めて中ノ口川沿いを撮り歩きました。
▲いずれ味方-白根 1988-5
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