一日5往復、うち2往復は途中駅止まり。
岩手開発への訪問を尻込みさせていた大きな要因は、立地に加えてこの列車本数でした。
盛の駅前に投宿した翌朝、始発列車で岩手石橋まで乗ったはいいものの生憎の大雨です(→こちら)。次の上りは6時間後・・・折り返しの2分間で即断、沿線を撮り歩くというプランを断念してそのまま取って返すことにしました。
▲岩手石橋 1988-9
さて撮影ポイントを恨めしく眺めながら、隣の日頃市駅で下車。
せめて当駅止まりの区間列車をスナップしようという算段です。待つこと暫し、盛から下り2番列車がやって来ました。
到着するや、貨物列車を待避するため一旦転線して片隅で一休みです。
貨物がやってきました。
1968年新潟鉄工製、主力のDD56はRの利いた屋根と庇が特徴です。
貨物が行ってしまうと再び転線、乗客はゼロながら律儀に上りホームへ入ってきました。
ここまで飾り気がない車両は珍しいですが、一旦眼にしたら忘れないスタイルです。
85年に廃車になったロッド式のDD4341が、ナンバーを外されてくたびれた姿を晒していました。予備車のキハ301は夕張鉄道時代の面影を残しています。
甚だ消化不良ながら、一応「乗って撮って」だけは果たしました。
これにて本日の予定は終了、駅前旅館の女将さんに作って貰った特大のおむすびを広げながら、大船渡線の列車を待つことにしました。
▲かつては猪川以外は全て有人駅でした
▲晩年、キハ301は動く機会が多かったようです
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