▲阪堺電気軌道TR2 大和川検車区 1983-12
1983年の暮れも押し詰まった頃のこと、大垣夜行・345Mに乗車。
冬休みのアルバイト期間が始まる前に未乗路線を訪問しようと、関西ミニ周遊券を片手に豊橋鉄道から開始、その道中に初めて訪問したのが阪堺線でした。
陽が傾き始めた大和川検車区をアポなしで訪問です。
来意を告げると、「何を撮るんですか」と怪訝そうな顔をされましたが直ぐに許可をくれ、自由に歩き回ることができました。
まずはこちら、旧大阪市電1601形のモ121形。
古めかしいスタイルに品のあるダークグリーン塗装が似合っていました。引退後はほぼ全車がモ601形に機器を引き継ぎます。
復元されたモ161を始め、現在も4両の仲間が現役です。「雲電車」でお馴染みのカラーリングはオムロンの広告塗装ですが、この日見たほとんどの161形は雲電車でした。
▲いずれも大和川検車区 1983-12
鈍重な昭和初期形に比べると軽快なスタイルのモ205形、こちらも南海生抜きです。総勢46両の大所帯でしたが、ワンマン化された3両だけが残りました。
モ205形の代替用に入線したはいいものの、非力がたたりラッシュ時以外に活躍の場はありませんでした。全車がこれまたお馴染みの「タマノ井酢」の広告を纏っています。
・・・とここまでで枚数が結構いってしまいました。
次回に続きます。