2018年6月2日

1983年 阪堺電車・我孫子道にて その2

▲阪堺電気軌道TR1 大和川検車区 1983-12

さて、引き続き大和川検車区を回ります。
戦前形にばかり眼が行ってしまうのは悪いクセですが、まずはこちら、モ151・161形を改造して誕生したモ301形です。
302号は雲電車になっていました。
南海時代最後の新製車、モ351形は現在も全車が活躍中。背後の車庫建屋も改めて見ると惹かれます。
▲いずれも大和川検車区 1983-12
 
さて、ここで見逃せないのは検車区のヌシ・TR1と2。
戦中戦後の混乱期に手持ち部品を集めたり、単車の散水車を改造したりして自作した代物です。
▲いずれも大和川検車区 1983-12

こちらはTR1・2の近影。
TR2のYゲルがパンタに付け替えられている以外は変わりない気がします。
 
広角ズームを持参したこの日は、背面も拝することができました。
▲いずれも大和川検車区 2015-10

こちらもマスコット的存在のデト11。この頃は未だ車籍がありました。
▲大和川検車区 1983-12

ほぼ同じ位置で、2015年現在のデト11。
こちらは38年間変わりがないようですが、空が随分と狭くなってしまいました。
▲大和川検車区 2015-10

さて師走の陽は短く、検車区をぐるりと回るうちに薄暗くなってきました。
この後は住吉電停まで乗車、住吉さんをお参りしてから引き揚げることにします。初詣の喧騒がウソのように静かな佇まいでした。
▲いずれも住吉鳥居前 1983-12
 
▲住吉 2015-10

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