2018年8月7日

1982年・能勢電車 その2

▲能勢電鉄615ほか 山下 1982-9

さて、引き続き平野車庫を覗いて回ります。
まずはこちら、阪急宝塚線急行で鳴らした320形。能勢電初の中型車として12両全車が能勢電へ嫁いできました。
続いては阪急920形の縮小コピーのような500形。
台車は320形の川造BWタイプに対し、こちらは51形から引き継いだブリルを履いています。調べてみると、新造当初履いていた台車を610形に譲り、代わりにこれを引き継いだ、とのことでした。
奇妙な電動貨車106が車庫の片隅に押し込められていました。車止めの上にヨッコラショと跨っての撮影です。
 
ダルマになった鋼体化車体が鎮座しています。
▲いずれも平野 1982-9
 
続いては分岐駅の山下へ。
先ほど500形があまりいないな・・・と思っていたら、夕陽を浴びて電留線で待機していました。
この前年に廃線になった、川西能勢口-川西国鉄前で細々と動いていた鋼体化車・51と61もいました。予備車だった61は随分とくたびれた様相です。
▲いずれも山下 1982-9

陽はまだ高いですが、一通り撮ってしまうと暑さにめげたのか、これで引き揚げてオシマイ、何ともあっけない終わり方でした。現在も阪急2000・3100形など往年の名車が活躍中ですが、機を見て訪問と思いつつ未だ実行できないままです。
▲いずれも山下 1982-9

2 件のコメント:

  1. モハメイドペーパー2018年8月8日 22:15

     車両をみていると10年前の今津線という感じがします。500形のブリル台車は貴重だけど、電動車までシングルブレーキなので、運転士からは嫌われたのではないかと思います。

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  2. モハメイドペーパーさん

    70年代の阪急の支線は610を始め、700や710など魅力的な中型車がいましたね。私は辛うじて西宮北口で810を見ただけに終わりました。500形は610形に機器を譲ってスペックダウンしたせいもあるかと思いますが、現場の評判はイマイチだったかも知れないですね。

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