▲名古屋鉄道モ514車内 清水-本揖斐 1992-9
さて、引き続き黒野車庫を覗いて回ります。
朝ラッシュ対応をこなしたモ700・750形らが次々に入庫。
黒野から先、本揖斐や谷汲へ向かう各線以外、このまま夕方までお休みです。
当線人気NO.1のモ510形は1926年、美濃電セミボ510として登場以来、70年近くも名鉄で過ごしてきた古強者。88年にスカーレット一色から往年の2色塗分けになったニュースを見たときは思わず快哉を叫びましたが、実物を見るのはこの時が初めてでした。
単純なツートンではなく、67年の市内線直通運転開始時の塗分けにしている所が泣かせます。
▲いずれも黒野 1992-9
少し離れて黒野車庫の全景。
コンパクトな構内に1920年代のデンシャが揃い踏み、大手私鉄の一角とは信じられない光景です。古めかしい構内を行ったり来たり・・・黒野の魅力は電車自体もさることながら、それ以上に電車との距離の近さにありました。
運転士さんに聞いてみると本揖斐まで2往復する由、これは事情が変わったと迷わず乗り込みます。
終点・本揖斐駅は広い島式ホームに大きな上屋が掛かり、かつてこの地の中心だったことが偲ばれます。
ノンビリしている場合ではなく、駅前でタクシーを捕まえます。
隣の清水駅に近い、田圃が開けた辺りで514を待ち構えることにしました。
ここで514の運用が終わるまで粘りました。
・・・とここで枚数が行ってしまいました。
しつこくまだ続きます。