▲名古屋鉄道モ512 黒野 1992-9
名鉄揖斐・谷汲線、岐阜市内線には、今考えると信じられない光景が平然と繰り返されていました。これに惹かれて春夏秋冬延べ十数回の訪問、一路線に掛けた時間としては中小ローカル私鉄を抜いて断トツの多さでした。
1992年晩夏、この日は急行「銀河」から未明の岐阜駅に降り立ちました。
夜明けを待って市内線の始発電車に乗車、忠節を目指しますが、早速覗いた構内はまだ眠ったように静かでした。
忠節寄りに少し戻った長良川橋梁付近は当線の数少ない撮影ポイントですが、朝の3連を狙うべく初めて行って見ました。
目映い朝陽を浴びながら、早速やって来たのはモ512の黒野行。1.5往復しかない510形定期運行列車のうちの一つです。
続いては1987年に登場以来、すっかり当線の主役になった感ありのモ770形。スカーレット一色だった彼らも、この後白を基調とした新塗色に変わっていきます。
さて、露払いに何本かやり過ごすうちに、お待ちかねのラッシュ対応3連の登場。夏らしい空の下、暑さを忘れてしばし陣取りました。
3連が終わると、あとは2連が行ったり来たりになりますが、こちらも770形が幅を利かせており旧型は数を減らしていました。
釣果にすっかり満足、再び尻毛から2連に乗り込んで黒野を目指します。
次は黒野車庫を訪問。ツートンになったモ510形を間近に見ることが主目的でした。
・・・次回に続きます。
関西の私鉄(名鉄を含む)は本線と支線の格差が大きいですね。本線にパノラマスーパーが走る時代に、まだ非冷房車が幅を効かせているのは信じられません。
返信削除1920年代の車が主役だったとは改めて考えると信じられないですね。だからこそ何度も出向く気になった訳ですが(苦笑)・・・ただ移動の際はやはり冷房車が来るとほっとしました。600Ⅴ線区は一挙になくなってしまいましたが、デンシャがこなくなった岐阜市内は今どうなっているのか見てみたいです。
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