2019年3月5日

デンシャがとおる その4・公園口あたり

 
▲福井鉄道デキ2 西武生 1995-8 

さて、いよいよ本日の主役の登場です。
独特の食パン顔がゆっくりと近付いてきました。
斜め45度の常套アングル、しかも逆光気味ですが、貴重な1本となるとやはり無難に狙うしかありません。
160形は福武電鉄時代からの小型車を2つ繋いで誕生した珍車。
鯖浦線時代は市内乗入れ用として重宝していましたが、同線の廃止に伴って一線から退きます。しかし使い勝手は良かったようで、その後もワンマン化やATS搭載などの工事を受けて1997年まで命脈を保ちました。

アングルを替える間もなく、直ぐに折り返して発車。
あとは神明まで回送されるだけ、何とも呆気ない終幕です。
▲いずれも裁判所前-田原町 1995-8
 
さて、あっという間に目標物が行ってしまいましたが、ラッシュ時しか出動しない140形がいるうちは撤収する訳にはいきません。折角ですから田原町電停を表敬訪問、汗を拭いながらここから乗り込みます。
▲田原町 1995-8
 
本町通り電停で離合する200形と140形。
電車通りのメイン電停・市役所前から交差点を隔てた向かいにあり、武生新方面しか停車しませんでした。
こちらは急行運用の主役、旧静鉄の300形。
この10年後に全車引退することなど、当時は予想すらできませんでした。
▲いずれも本町通り 1995-8 
 
足羽川を渡る幸橋付近はちょっとしたアップダウン。いよいよ本日ラストの140形が坂を上ってきました。
 
・・・・と思いきや、手前にミキサー車が迫ってきました。
▲間一髪です いずれも本町通-公園口
 
振り返って本日最後の140形スナップです。
▲公園口-木田四辻 1995-8
 
さて、路面区間を堪能した後は郊外へ。
先ずは神明で下車、朝方の160形は如何にと覗いて見ると、側線で昼寝中でした。このまま明日まで出番なしです。
▲いずれも神明 1995-8

暑さにめげず、次はアタリを着けておいた三十八社周辺を徘徊することにしました。
・・・しつこくまだ続きます。
▲田原町 1995-8

2 件のコメント:

  1. 当鉄道は約25年ほど前に武生から福井まで1回だけ乗車しました。
    高床車が大きな排障器を付けて路面をゴロゴロと走る様は魅力的でしたね。
    素晴らしいショットで当時が懐かしく思い出されました。

    返信削除
  2. 夢鉄道さん

    大型のフェンダーは福鉄の象徴でしたね。
    路面を大型車が闊歩する姿はここと新潟くらいしか残っていませんでしたが、それだけにこの両線は本当に良く通ってしまいました。福武線が健在なのは嬉しいですが、路面電車ばかりになってしまい最近はちょっと足が遠のいています。

    返信削除

コメントはフリーでお受けしています。ただし管理人判断で削除することもありますのでご了承下さい。