典型的な私鉄ローカル線と鉱山鉄道の風情を併せ持つ不思議な魅力に加え、何より軽便時代の施設が残る駅風景に惹かれたのがその原動力になりました。
こちらは翌年の雪辱戦で沢辺を軸足に訪れた時のこと、刈入れ間近い田圃の一角に陣取って何本かの列車をやり過ごしました。
▲いずれも沢辺-津久毛 1988-9
この日はほぼ半日を沢辺で粘り、駅舎も堪能します。
翌月に引退を控えたED201が最後の活躍をしていました。軽便規格を強引に1067㎜に仕立て上げられた彼が、巨大パンタを上げているのを見たのはこれが最後になりました。
次は細倉の手前、雑誌にも登場した大きなSを描くポイントです。
待合室のストーブに手をかざしたり食料にありついたりするうちに、生気を取り戻して来ました。
C151がポツンと佇む以外はがらんとした構内です。
古典的なトが取り残されたように一人。
今にも泣き出しそうな空模様も手伝って、鉱山鉄道の末期らしい寂しい光景でした。
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