2020年2月11日

山が笑う レールバスは行く その1

▲南部縦貫鉄道キハ102 営農大学校前-盛田牧場前 1992-5

1日5往復しかないレールバス。
朝から効率良く撮り回ろうとすると、格好の列車は野辺地着7時半着の「はくつる」でした。寝台券を奮発しなければなりませんが、583系の下段寝台は快適な寝床に早変わりするのでその価値は充分、あっという間に着いてしまうのが常でした。
▲いずれも営農大学校前-盛田牧場前 1992-5

1992年5月のこと、営農大学校前や津軽鉄道・芦野公園の桜が満開であろうことを当て込んで、セットで訪問。

この日は「はくつる」から野辺地に降り立つや、タクシーを飛ばして隣の西千曳駅の近くへ、早速雑誌に載っていたポイントを探します。

乗ってしまうと撮れないですから、本数が決して多くない路線バスやタクシー、そして何より脚力をフルに活かすことにしました。しかし降りた途端に下りの始発列車がやって来てしまい、先ずはこちらで妥協です。
▲いずれも西千曳-後平 1992-5

この日のメインは西地曳から近いこのポイント。
300㎜を構えて七戸方のカーブで待っていると、折り返しの野辺地行・4レがゆっくりと現れました。
▲しかし露出が稼げずピンボケ気味です いずれも西千曳-後平 1992-5
 
振り返ったカットがこちら。
国鉄時代の古い駅舎と長いホームがあった旧駅は1986年に移転し、この200m手前に1面1線の簡素な新駅ができていました。
▲野辺地-西千曳 1992-5

さてこからは歩くほかありませんが、緩い起伏を走る大陸的な風光に加えて麗らかな気候、線路際を歩き回りながらポイントを探すのは全く苦になりませんでした。
▲いずれも西千曳-後平 1992-5

・・・とここで枚数がいってしまいました。
次回に続きます。
▲いずれも営農大学校前-盛田牧場前 1992-5

6 件のコメント:

  1. 高校生当時、南部縦貫がキハ10を購入したからレールバスが危うい!と焦って
    関西から長躯、撮影に行きました。
    加悦鉄道がキハ10を購入した時もキハ08が危ない!と焦って訪問しましたが、
    令和の今から思うと、キハ10も十分に貴重な車両ですね(笑)

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  2. にぶろくさん

    キハ10はレールバスより古いのに流石は国鉄型で、乗り心地はもう比べようがありません(笑)。
    国鉄(JR)では既に絶滅種でしたが、レールバスや加悦の08に比べるとまだまだ新参者という印象でした。
    南部では最後までレールバスが主役でイベントの時くらいしか出番がなく、私が体験した走りはこれが最初で最後でした。

    南部の104の走りは残念ながらこの時一度限りでした。

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  3. モハメイドペーパー2020年2月12日 12:18

     300mm持っての歩き、若くないとできませんね。私も末期に行きましたが、線路も車両もガタガタでした。レールバスは満員でバネがへたり、フランジが台枠に擦った跡を見せてもらいました。

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  4. モハメイドペーパーさん

    この頃は若さにかまけて300㎜始め単焦点レンズを何本も持ち歩いていました。
    末期は恒例、葬式鉄で大混雑(私もその中にいましたが・・・)で、超満員列車が続行で来たりしていました。
    ただでさえヘタった車両なのに、バネがヘタるほどの酷使とはちょっと可哀そうですね(笑)。
    これを撮った頃はGWにも拘わらず同業者は2、3人ほどで、末期の騒乱状態が信じられないです。

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  5. モハメイドペーパー2020年2月12日 16:37

     バネがへたったのは開業間もない頃で、混雑対策としてキハ10を導入したそうです。国鉄にコネのある人がいて、かなり安く買えたとか。しかし、その後は高校が移転したかでレールバスでもオツリがくるほどになりました。

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  6. モハメイドペーパーさん

    そんなに早くからヘタっていたとは驚きでした。
    しかしだからこそ、貨車並みの凄まじい乗り心地が満喫できた訳ですが(笑)。
    貨物が早々と頓挫した後は通学生が頼みの綱でしたが、最後はこれも殆どいなくなってしまいましたね。

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