沿線風景は殺風景ながら、辛うじて17m国電時代に間に合った数少ない路線で、何度か通う機会がありました。
▲クモハ11248 浜川崎 1980-5
左右に建造物が迫ってくる中で、僅かに「引き」があり道路際からデンシャの全体を見渡せたのは川崎新町。工場地帯らしく、高圧線や特大の架線柱が林立する中を潜り抜けて行きます。
▲いずれも川崎新町-浜川崎 1980-8
逆光線で捉えてみると、殺風景な画も少し見られるようになりました。
▲いずれも川崎新町-浜川崎 1980-5
こちらは浜川崎で昼寝中のED16。南武線用としては終焉間近い頃です。
特急牽引機として鳴らしたEF60501も、少しくたびれたご様子。
夕闇迫る中、この日は朝夕しか動かない鶴見線・大川支線へ足を伸ばしてみました。
4両の仲間はこの後間もない1980年冬、お別れイベントなどもなく至極ひっそりと姿を消して行きました。営業線に最後まで残った大川支線のクモハ12は、両運が幸いして閑散時間帯用に白羽の矢が立ち本線に復活、1993年まで大車輪の活躍を見せます。
リベット止めの車体、関東で直に目にしたのは銀座線の1200・1300あたりしか記憶にありません。
返信削除駅も鉄骨むき出しに加えて等間隔でリベットが並び、今のレトロ調よりも断然古色蒼然とした光景が今も瞼に焼き付いています。
12号線さん
返信削除関東では同時代のリベットゴツゴツ電車は早くになくなりましたね。
私が辛うじて目にできたのは営団以外だと上毛電鉄に嫁いだ仲間のデハ220形や銚子のデハ301くらいでした。あとは関東ではありませんが上田のモハ5250形辺りが近い年代でしょうか。
銀座線の構造物は昨今のレトロ調と違って純然たるレトロですから、存在感が全く違う印象です。最近はこれらも不自然にリニューアルされて、残念な状況になってしまいましたね。