2022年4月16日

四季の谷汲線・冬(2)


▲名古屋鉄道モ755  赤石-長瀬 2001-1

岐阜駅前は晴天でも、谷汲まで辿り着くと大雪。
市内線・揖斐線と乗り継いで1.5時間ほどの近さながら、冬の谷汲線沿線は厳しい気候であることが知られています。しかしどうにもタイミングが合わず、雪原と電車の組み合わせに出会えたのはたった1回でした。

週間天気予報を連日連夜睨みながら、大雪警報だ、それ行けってんで谷汲行を即断したのは最後の冬を迎えた2001年始めのこと。
しかし勇んで向かったはいいものの、あまりの大雪に身動きが取れなくなり、まだ明るいうちから這う這うの体で黒野まで戻ってくると、駅近くの安ホテルに着くや即ダウンという顛末でした(→ こちら)。

▲黒野 2001-1

このままでは運休か・・・との不安はどこへやら、翌朝は打って変わった雪晴れ。
拍子抜けながら先ずは更地-北野畑の切り通しで陣取っていると、ラッセルを付けたモ755がやって来ました。


▲いずれも更地-北野畑 2001-1

赤石近くを行くモ755。
一面の新雪を踏みながらやって来る赤い電車、ちょっと日の丸弁当のようではあります。

▲北野畑-赤石 2001-1

長瀬付近は春夏秋冬、変化に富んだ風景を堪能できるポイントで、もう何回ここで構えたか分かりません。せっかくですから、今回はスノープラウ付の晴れ姿を優先することにしました。


▲いずれも赤石-長瀬 2001-1

長瀬駅に近い踏切でレンズを取っ替え引っ換えしながら粘ります。
1998年春のダイヤ改正以降、モ750形は751・754・755の全3両という慎ましい陣容になりました。

▲いずれも赤石-長瀬 2001-1

長瀬から谷汲寄りのアップダウンコースへ。
公道からお手軽に狙える場所ながら、こちらも四季折々の変化が楽しめる場所でした。


▲いずれも長瀬-谷汲 2001-1

どこで情報を仕入れたのか、この日は地元愛好会の貸切電車が揖斐線に入る由。
同じ電車が行ったり来たりに少し飽き始めたこともあって、こちらに転戦です。背景がちょっとゴチャゴチャしていますが、広めの構図を取ると雪山が遠望できました。忠節-黒野間に750形が走るのは1998年春以来のことでした。
▲政田-下方 2001-1

風もなく、大吹雪に見舞われた昨日がウソのように、穏やかな一日でした。


▲長瀬-谷汲 2001-1

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