▲函館市企業局交通部39 松風町 2016-5
PCが未だ使えない状況が続いていますが、本日は「つなぎ」でデジ画像のストックからお送りします。
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青函連絡船の待ち時間に一覗きする程度の函館市電でしたが、初めて全線に乗れたのは昨年初夏、出張の折でした。
・・・と言っても500形が最大勢力だった80年代とは当然一変していますから、カメラ1台にレンズ1本というユルさです。
▲駒場車庫前 2016-5
まずは駒場車庫へ。
あわよくばと覗いてみると、ちょうど500形530が庫外に出ていました。
手入れが行き届いており大切にされているのが分かります。奥には往年の塗装に戻された、710形・719もパンタを上げて待機中でした。
しばらくすると「ハイカラ号」こと復元車39号が出庫の気配です。
せっかくなので乗ってみることにしました。
▲いずれも駒場車庫 2016-5
定番ですが、青柳町電停のアップダウンで狙いました。
谷地頭-青柳町の勾配は最大58‰と、路面電車としてはかなり急峻です。
▲青柳町 2016-5
こちらは十字街。函館どっくへ向かう本線と谷地頭線が分岐する電停で活気がありました。
▲魚市場通-十字街 2016-5
▲いずれも十字街-末広町 2016-5
やって来るのは更新車や広告電車ばかりですが、一日乗車券であちこち徘徊しながら他の電車たちも適当に狙います。530を除けば710形が最古参となりましたが、こちらも数を減らしています。
函館と言えば海鮮・・・ですが、「海なし県」育ちの管理人は断然「函館塩ラーメン」を選択です。
▲駅近くの「函館麺屋四代目」、美味しかったです
函館どっく近くの名所、ナントカ坂(忘れました・・・)から港を望む地点。
しかし、いかにも観光パンフ然とした構図にすぐ飽きてしまい、これ1枚で撤収です。
▲末広町-大町 2016-5
「ハイカラ」には車掌さんが乗務しており、発券もしています。
もしやツーマン時代を彷彿とさせる切符かも、と期待して所望してみましたが・・・
▲うーむ・・・な切符です
客扱いは普段通りで、特別料金なども不要。しかし観光客らは「何か変なのが来た」という感じで一様に敬遠し、車内は地元客ばかりです。件の車掌さんは一人一人に行先を聞きながら切符にパンチを入れ、その間にドア扱いもし・・・と忙しそうでした。昔は当たり前の光景だったのでしょうが、結構な重労働です。
▲お疲れ様でした
函館の街は80年代の雑然とした雰囲気が薄れ、全体的に整備されているようでした。しかし止まらぬ人口減のせいでしょうか、観光客が押し寄せる名所を少し外れて郊外へ向かうと逆に寂れているように見えました。
▲松風町 2016-5