2016年10月12日

上田交通 昇圧の頃 その1

▲上田交通モハ5251 別所温泉 1986-9

750Vから1500Vへの昇圧は「丸窓」を始め在来車の全廃を意味しました。
東急5000系・5200系への代替があと半月と迫った秋の日、親しんだ旧車たちへの惜別訪問に出掛けました。

最終回は別所温泉からスタートです。モハ5372+クハ252が発車待ち。
▲別所温泉 1986-9
 
別所温泉から少し歩いたお馴染みの「お立ち台」。遠く舞田、中野駅辺りまで見渡せます。
1981年春、初めてここに立った時はその眺望に感激したものでした。
5年の間に新しい建物が随分増えたように感じますが、現在はどうなっているでしょうか。
▲いずれも八木沢-別所温泉 1986-9

次はこれまた馴染み深い舞田へ向かいます。
この頃は単行運転ではなく、モハ5250形が「平面ガエル」ことクハ290形を牽引、モハ5370形が元気動車のクハ252を牽くという編成が多く見られました。
▲いずれも中野-舞田 1986-9

▲舞田-八木沢 1986-9
 
続いてこちら、下之郷の大カーブ付近にて。「平面ガエル」のクハ290形も淘汰の対象となり、上田での活躍は3年足らずに終わります。
▲いずれも下之郷-中塩田 1986-9
 
毎日見たであろうリンゴ畑が色付かないうちに終焉の日を迎えることになりました。 
▲寺下-神畑 1986-9 
 
あと半月という割には同業者を見かけることは殆どなく、現在とは隔世の感がありました。
 
5000系・5200系に一新される別所線ですが、東急傘下ということもあってその後も7200系、更には現在の1000系へと世代交代が進んで行きます。
・・・・・次回に続きます。
▲モハ5372車内 1986-9

4 件のコメント:

  1. 最後のひとコマ、某ハンバーグのテレビコマーシャルを思い出しますね。
    大鉄橋をゆく単行電車など絵になったものですが、今のステンレスカーでも同じでしょうか?

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  2. 12号線さん

    最後のコマ、自分もこんなことやったなあと思いながら撮りましたが、この子らも今頃はいいオッサンになっているでしょうね。

    上田を出てすぐの鉄橋はトラスの処理が難しいですが絵になりましたね。別の日ですが、私も何度か撮りました。機会を見てこちらもアップしたいと思います。

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  3. 最後のお写真を見て私も同じことをしていたなあと・・・・
    現在では田舎電車も冷暖房完備で窓すら開けることがなくなりこのような光景も見ることがなくなりましたね。
    気動車電車と凸凹編成の上田の電車のお写真もとてもいいです。

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  4. 夢鉄道さん

    ようこそ。訪問ありがとうございます。
    確かに、窓を全開にすると言う光景自体あまり見られなくなってしまいましたね。それに今同じように身を乗り出したりしたら、怒られてしまいそうです。

    大きさも出自も違う車両をつないで走らせるという芸当はローカル私鉄ならではですが、このコンビは本当に好ましい編成でした。

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