最近国鉄(JR)ネタをあまりアップしていない管理人、しかし決して枚数が少ない訳ではありません。撮り溜めた40年分のフィルムを改めて見返すと、初期のネガカラーやモノクロは国鉄の方が多かったりします。
ネガカラーのデータ化。
これは最強の難敵で、40年の時を経た変退色は難攻不落と言っても良いでしょう。画像ソフトをあれこれ駆使するも、全面に侵食した黄変など「完全お手上げ状態」も少なくありません。
丁度モノクロ一本鎗に移行する頃で、ネガを使った最晩年の頃でした。
115系各停で清水トンネルを抜けて先ずは越後中里で下車、狙いは引退が囁かれ始めた名補機・EF16です。真夏のような日差しが照り付ける中、線路端を歩いていると早速EF16+15の貨物がやって来ました。
開業時から機関区が置かれ、水上と共にカマの付け替えが行われる主要駅です。
広い構内を持ち、70年代末期には引退直後の70系が大挙して疎開したり、新幹線開業後には余剰となった181系が留置されたりしました。
この日は越後中里周辺を軸に撮り回ることにしますが、昼行優等列車が多いせいか貨物の本数は左程多くありません。
本日のサプライズ、EF58の牽くお座敷列車。
あわよくばと土樽まで追い掛けてみると、まだ停車中です。かれこれ1時間、こうした至ってノンビリな旅も最近は見掛けなくなりました。
辺りが暗くなる頃、石打駅へ舞い戻って来ました。
昼の部はいわば序章で、夕闇と共に主目的の夜間撮影へ突入です。狙いはもちろんこちら、EF16解結の長時間停車でした。
闇を衝いて次々にやって来る貨物列車に加え、特急「北陸」や急行「鳥海」「能登」など多彩なメンバーによって、人気のない駅が華やかな舞台に変わりました。
・・・次回に続きます。