2019年6月15日

民家的駅舎めぐり その3


▲新潟交通モハ14+クハ50 味方-白根 1990-9
 
六分を出た電車は中ノ口川に律儀に沿って走っていました。
当線のルーツはこの地の物資輸送を担っていた蒸気船の代替手段、「中ノ口電気鉄道」。自然に還ろうとする貨物ホームや側線が至る所に残り、盛業だった時代を偲ぶことができました。

滔々と流れる中ノ口川に沿って走るクハ50+モハ14。
クハ50は5枚窓の東武デハ1形が前歴です。
▲いずれも味方-白根 1990-9
 
さて、駅巡りを続けます。
まずはこちら、部分廃止後に終着駅となった月潟。
かつて月潟村の中心的役割を果たしてきた時代を彷彿させる広い構内を擁していますが、大半が草生していました。部分廃止後は棒線駅になり燕方面ホームもお役御免に、側線も悉く撤去されてしまいます。
月潟駅舎。
この角度からだと物置のようでちょっと逡巡しますが、ホームに上がってみると他の駅舎同様の佇まいで、ほっとします。道路からかなり高い位置にあり、中ノ口川土手と同じ高さに建てた事情からでしょうか。
▲いずれも月潟 1990-9

隣の曲は1面1線の無人駅。1981年までは委託駅員が常駐していました。
▲曲 1990-9

どの駅も民家のような佇まいで、立派な・・・というよりも田舎の実家に帰ってきたような親近感がありました。

こちらは中心駅の白根。
当駅止まりの列車も多く、狭い構内ながら交換設備や留置線を備えています。駅舎は大き目ですが、こちらは民家というより土蔵のような雰囲気です。
▲いずれも白根 1990-9

・・・とここで枚数がいってしまいました。しつこく続きます。
▲月潟 1990-9

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