▲弘南鉄道弘南線ED333 新里 2015-2
残暑厳しい折、本日は若干涼しくなりそうな話題をお送りします。
1980年代から何度も訪れている弘南鉄道ですが、電機たちが動いているのを見たのは2014年暮れのラッセル訓練運転が初めてでした。
2014年の訓練運転 →→ こちら
重いモーター音を唸らせ古典電機+ラッセルのコンビがゆっくりと走る光景は眼瞼に焼き付き、加えて本格的な「雪飛ばし」を見たいという願望は膨張するばかり。
しかし自然が相手ですから、大雪警報をアテにして行ったところで都合良く走るとは限りません。過去の運行実績を調べると最も多い1月で7、8回程度。
うーん、「空振り」覚悟で行ってみるか、でも遠いし・・・・などと堂々巡りが続きました。
▲大鰐線 津軽大沢 2014-12
そんな折、毎年ラッセルの貸切運転会を行っているという強者集団の存在を知りました。
早速、主催者に頼み込んで参加させてもらうことに。
2015、16年と連続での遠征でしたが、結果から言ってしまうと両年とも雪飛ばしは「スカ」。
なので2年分まとめてダイジェスト版でお送りします。
まずは弘南線です。
生憎というべきか、2年連続で積雪はあるものの絵に描いたような雪晴れでした。当然期待した光景は望めませんが、雨に降られた初回に比べればテンションが上がります。
もはや勝手知ったる尾上陸橋、ボンヤリとですが岩木山も見えました。
▲津軽尾上-尾上高校前 2016-2
新里付近からは雪化粧の山々が望めました。
▲運動公園前-新里 2016-2
▲平賀-柏農高校前 2015-2
▲津軽尾上-尾上高校前 2016-2
合間に風変わりな駅を2題。まずはこちら、田舎館。元有人駅で、モルタル造りですが独特の意匠です。
館田も元有人駅。写真からは分かりませんが、裏に民家がくっついているような奇妙な構造です。
▲館田 2015-2
こちらも2015年は雨模様で16年は見事な雪晴れ、雪掻き風景は持越しとなりました。
まずは津軽大沢を出て「アップルロード」をくぐる陸橋付近で待ち構えました。旧型電車時代からの懐かしい地点です。
義塾高校前駅の開業で、ここが最寄駅になりました。
▲義塾高校前-津軽大沢 2015-2
▲小栗山 2016-2
大鰐へ戻る回送列車を石川プール付近の順光側で狙います。
▲石川プール-石川 2016-2
雪肌の質感を際立たそうと、最後のカットは逆光線で締めました。
「雪飛ばし」という所期の目的は未達成に終わりましたが、雪晴れもまた良し、と結構満足しながら青森を後にしました。貸切運転会の中には10回以上参加という猛者もいて、「まだ修行が足らん!」などと叱責されてしまいそうです。
お帰りなさい。
返信削除弘南のラッセルは以前お誘いをいただいたことがあったのですが、都合が悪く参加できませんでした。
写真を拝見すると行ってみたくなりますね。
三等急電さん
返信削除ありがとうございます。
豪快な雪掻きのシーンは地元の方でもなかなか難しいらしいです。
大雪警報を見て行ったら空振り、という話も何度も聞いていたので、この時は無理にお願いして参加させてもらいました。
結果はご覧のとおりですが、次回も懲りずにまた行きたいと思います。