蒲原鉄道や新潟交通で目一杯活動するのが通常の新潟行ですが、この日は欲張って長岡から急行「能登」に乗車。早暁の富山で降り、向かったのは未訪問路線だった富山港線や北陸鉄道浅野川線、そして二度目の小松線でした。
さて、地下化前の北鉄金沢駅は、ビルの片隅から遠慮がちに発着していました。
閑散時間帯のため、モハ3011単行が行ったり来たりです。3011を含めた3000系列は、1950年代半ばから次々に誕生し北鉄のイメージを一新した一派でした。
ここで見たかったのはクハ1203。1942年木南製・元モハ1800形で、仲間のモハ3563と共に現存するオリジナル車では最古参です。既に一線から外れているようで、ちょっとくたびれた状態でした。
1955年、能登線にいた木造客車を鋼体化して登場しました。
主役級のモハ3551。
3000系列の仲間では最も遅く誕生したグループで、近代的なスタイルです。
かつてのポール集電時代は格好良かっただろなあとしばし妄想しますが、京王井の頭線からの8000系転入によって、他の仲間と共に淘汰の対象になりました。
モハ3551の先輩格ですが、浅野川線から動かなかった3551に比べ、こちらは石川総線→金石線→浅野川線と流転を繰り返しました。
他にもモハ5101など魅力的なデンシャがいますが、狭い敷地に押し込められてちゃんと撮れません。5100形は戦後間もない頃登場した石川総線初の17m車で、同期組の5000形と共に同線区の代表格でした。
これでオシマイ、再会を期して小松線へ急ぎます。
しかし果たせたのは以外に遅く、全車のヘッドライトが不格好になった90年代以降のことでした。
北陸鉄道小松線 →→ こちら
▲佐々木-軽海 1984-11
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