2019年4月25日

雨空の下、別所線 その1

▲上田交通モハ5251 八木沢 1984-7
 
社会人となったこの年、念願の6×7版カメラを月賦で購入。
買ったからには直ぐにテスト撮影をしたくなりますが、梅雨の真っ盛りとあって中々チャンスに恵まれません。しかし手を拱いている訳にもいかず、我慢も限界とばかりに思い立って強行撮影に出掛けたのは別所線でした。
▲別所温泉 1984-7

さて、夜行急行「妙高5号」から未明の上田に降り立ったはいいものの、やはり外は降り頻る雨、現在と違ってコンビニもなくひたすら待合室でじっとするしかありません。
辺りが明るくなり始めた頃、留置中のクハやサハを超スローシャッターで撮影、これがファーストショットになりました。
▲いずれも上田 1984-7
 
さて、始発電車に乗って先ずは中野で下車です。
蕭々と降る雨にめげず舞田に向かって歩きますが、ドンヨリと鉛色の空では露出も上がらず、眠たい画しかできそうにありません。
▲いずれも中野 1984-7
 
▲いずれも中野-舞田 1984-7
 
田圃の中にポツンと佇む風情が好ましい舞田駅。
▲舞田 1984-7
 
八木沢駅。
独特の意匠の駅舎はリニューアルされて健在ですが、最低限の施設しか残っていない現在はちょっと微妙・・・でしょうか。
▲いずれも八木沢 1984-7
 
この日は東急からやって来たクハ292が生抜きのモハ5251をエスコートです。青ガエルもすっかり別所線に馴染んでいるようでした。
▲八木沢-別所温泉 1984-7
 
ここまで来たからにはもう意地・・・とばかりに別所温泉まで歩きます。
若かったとは言え、雨の中20キロ超の機材を担ぎなら酔狂としか言いようがありませんが、当時は気にもしませんでした。
▲八木沢-別所温泉
 
別所温泉で発車待ちの元長電・モハ5271。
こちらの駅舎は象徴的な「上田タイプ」で、現在もこの地のランドマークになっています。
▲いずれも別所温泉
 
・・・とここで枚数が行ってしまいました。雨ニモマケズ次回に続きます。
▲八木沢 1984-7

4 件のコメント:

  1. おや、ひょっとして同学年でしたか…
    私は留年したので社会人になったのは1985年でしたが。
    同世代なのに写真の腕ははるかに劣ってます(泣)

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  2. にぶろくさん

    そうでしたか、鉄道への視点(早くからナローに関心を持たれた点など)から先輩だと思っておりました(笑)。
    写真の方は最近のデジタル技術と画像ソフトに随分と助けられており、露出やフレーミングは大抵救済されてしまいます。今まで失敗作として見向きもしなかったコマに光が当たった点では啓蒙されました。

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  3. ティーレマンファン2019年4月26日 19:56

    スミマセン、本題ではなく、上田駅での写真のバックに写っているワムの列が気になってしまいました(笑)

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  4. ティーレマンファンさん

    この頃は国鉄主要駅には貨車がぞろぞろと停まっていて壮観でしたね。
    この方面は詳しくないのですが、バックにいるのは黒いワムでしょうか・・・
    当時はよほど珍しいものでないと貨車にカメラを向けなかった自分に後悔しています(苦笑)。

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