2021年7月1日

デンシャが元気な街 その2


▲伊予鉄道モハ61 大街道-勝山町 2017-5

さて、引き続き松山市内を徘徊します。 
大手町で暫く粘ってみますが、メジャーなポイントは直ぐに飽きてしまい、隣の西堀端電停へ。ここのS字急カーブをメインに据えてみることにしました。


▲いずれも南堀端-西堀端 2017-5

今回の主目的、最古参の50形1951年製グループ。
新メンバー・2100形が登場してはいますが、前回訪問時(1985年)から30年以上も主役が交代しておらず、考えてみれば凄いことかも知れません。

▲西堀端 2017-5

バス窓の1957年製グループ・モハ59。
前期形の中では年少組でしたが、この直後に登場した5000形に駆逐される形で2019年に引退しました。
▲大手町 2017-5

さて一巡したので、こちらの2駅にも表敬訪問。
建て替えが進む古い駅舎群にあって、松前(まさき)は往年の姿を留めていました。郡中線開業時(1896年)築と言われていますが、資料が残っていないため断言できないらしいです。

▲いずれも松前 2017-5

堂々たる佇まいの高浜。こちらは高浜線電化後(1933年)の建築です。




▲いずれも高浜 2017-5

陽の長い時期に加えてこの晴天、すんなり宿にしけ込むのも勿体なく、晩飯前にも粘ることにします。

▲いずれも県庁前-大街道 2017-5

さてヤボ用仕事から解放された翌日、帰りの飛行機までの寸暇は、やはり観光などそっちのけにしてデンシャ達と過ごすことにしました。
▲大街道-勝山町 2017-5


▲いずれも県庁前-大街道 2017-5


▲市役所前-県庁前 2017-5

この時は在来種のオンパレードで、在来カラー率もまだ70%といったところ。
しかしこの直後に5000形が登場、古いメンバーから徐々に数を減らし、1954-57年製グループの総勢6両が姿を消しました。他の仲間も仕事が減り、塗装も全て「みかん化」が完了しています。

路面電車の走る街はやはりいいものだ、と今さら感じ入りながら松山を後にしました。
一方で、線路が地下に潜っただけで一段と寂しくなってしまった路線もあります。デンシャがなくなった訳でもないのに、この雰囲気の違いは何なのでしょうか。


▲東山三条 1992-8



▲大街道 2017-5

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