さて、翌日も明け方から南海電車を回ります。
まだ薄暗い天下茶屋のホームで「6001は見かけなかったし、今日はどうするか・・・」などと寝不足の頭でボケーと考えていると、いきなり彼が入線してきました。これは僥倖、追い掛けるしかありません。
乗り込んだは良いものの、撮影ポイントについては無知蒙昧。
取り敢えず終点の三日市町から折り返してくるのを迎え撃つべく、対向ホームから撮れそうな千代田で下車してみます。
4月とは言え、早朝はまだまだ寒いし影も長い。
通勤客に胡散臭そうな眼で見られながら、人気がないホーム先端で6001を待ちます。ごヒイキの電車が次々にやって来るので、退屈するということは全くありませんでした。
待つこと60分くらいでしょうか、6001編成がゆっくりと入線してきました。
今回の旅の大本命ですから、久しぶりにシャッターを押す手に力が入ります。贅沢を言えば、復刻するついでにサボも掲示して欲しかった。
▲いずれも千代田 2024-4
さて、この後はどういう運用に入るのか全く見当がつきません。
当てずっぽうに、難波からここまでは来るだろうと河内長野で下車してみました。前日と違って朝から6000や6200によく出くわし、幸先の良いスタートです。
▲いずれも河内長野 2024-4
しかし、2時間待っても6001編成はやって来ませんでした。
いい加減同じアングルに飽きてしまい撤収、次はこちらへ向かいます。大阪もこの辺りまでくると長閑な山里の風情で、以前から歩き回ってみたいと渇望していた場所でした。
▲いずれも天見 2024-4
天見は駅の両端にトンネルがあり、徒歩0分で安直に構えることができるのも魅力。
・・・とそこへ、またも突然彼が姿を現しました。予定していたポイントへ急ぐことにします。
▲いずれも天見 2024-4
さて、橋本方へ早歩きです。
沿道に広がる集落には昔ながらの民家が点在し、山里風景に惹かれる管理人には堪りません。その中の一軒は古民家カフェで、営業中の札が下がっており一瞬そそられましたが、和定食ではなくイタリアンだったので今回は止めておきました。
更に先に進むと線路を見下ろせる場所に立ちます。
新しい道路か宅地造成か、画面左側で重機とダンプがひっきりなしに錯綜しており、この風景も一変するかも知れません。
▲いずれも天見-紀見峠 2024-4
次は隣の千早口へ。
下りの6001編成は眼の前で撮り逃がしてしまい、またも折り返しを待ちます。
ここも山あいの静かな集落で、古い建物をスナップしながら線路端を歩きました。腹も空いたし店はないかと辺りをうろつくも、生憎とこちらには古民家カフェはありませんでした。
橋本からの折り返し列車が近づいてきます。
タテ位置のまま力を入れてカメラを構えるのも、最近は結構しんどくなってきました。
しつこく尻も追い、すっかりご満悦。
怪しくなってきた空模様に空きっ腹も加わり、これで引き揚げることにしました。
▲いずれも美加の台-千早口 2024-4
帰途の車中は不眠解消タイム。あっという間に戻ってきました。
▲岸里玉出 2024-4
幼少の頃よりお馴染みだった南海6000も先が見えてきたと言う事で、時々南海アプリの6001Fアイコンをちらちら追跡しながらも、実車を見に行くことはまだ果たせず。いつか天見温泉の一軒宿に泊まり込んでゆっくり攻めたいな、とか思いつつも、アプリでしばらく観察した感じでは橋本まで入ることは少なそうなんだよね…
返信削除雪うさぎさん
返信削除ありゃ、南海アプリで6001の現在地分かるとは知りませんでした。専ら阪堺161チェック用にしていた無知ぶりですが、それだけ大手をゾンザイにしていた証かも知れません。6000ばかりでなく(個人的にですが)昭和製電車がまだまだ現役の関西は何度行っても楽しいです。