▲名古屋鉄道モ751 赤石-長瀬 2000-7
昭和初期の古豪デンシャがごく普通に走る姿に惹かれて谷汲詣でが始まった訳ですが、最初は目に付いたライトや窓の不細工な改造もこの風景に掻き消され、気にならなくなっていました。
2000年夏のこと、もう何度目か分からないこの日は同行の友人らと岐阜駅前からレンタカーを奮発、以来このパターンが定着することになります。
最初に向かったのは北野畑駅。
道路沿いの安直撮影ながら、山深い雰囲気を捉えることができる場所です。周辺に人家はほとんどなく、乗降は1日平均10人と名鉄の中で最少。1998年に列車交換がなくなった後は更に寂しくなってしまいました。
▲いずれも北野畑-赤石 2000-7
ちょっと流してみました。
この日は管瀬川を渡るSカーブで締めとしました。
▲赤石-長瀬 2000-7
3両の小世帯で慎ましく走っていた古豪電車、しかも大私鉄・名鉄に残っていたとは奇跡的という他はありませんが、谷汲線は揖斐線(黒野-本揖斐)共々この翌年に廃線になってしまい、電車たちも引退します。
しかしまだ廃線の話も俎上に上がっていなかったのでしょうか、沿線でカメラマンに会うこともありませんでした。
四季の谷汲線 →→ 晩秋 / 冬
▲長瀬-谷汲 2000-7
21世紀に残っていたのは奇跡ですね。
返信削除にぶろくさん
返信削除そうですね。大私鉄の名鉄に(物持ちのいい名鉄だからこそ?)残っていたとは本当に奇跡的でした。
当線含め600V線区から撤退するという方針があったのでしょうが、揖斐・美濃町線には新車も入れるなど当面大丈夫かなと思っていただけに残念です。モ750は70年以上走ったのですね。