▲南武線クハ16211ほか 尻手-八丁畷 1980-11
南武線・尻手駅の片隅からひっそりと発着するブドウ色の電車。
鉄道少年時代、唯一の情報源だった鉄道誌に紹介されることもなく、1975年夏の首都圏早回りで初めて対面、しかし見たいものが山ほどあった当時は深入りすることもありませんでした。
結局こんな感じのスナップ2枚で終了、マトモに追い掛けるようになったのは田舎高校を卒業して上京した80年春。既に引退の足音が聞こえ始めた頃でした。
▲尻手 1975-7
▲八丁畷 1980-11
八丁畷のホーム端から。
眩いばかりの朝陽を浴びてやって来る彼らを捉えます。鋼製国電の祖・モハ30改造のクハ16形は厳つい風体が魅力的で、好きな電車の一つです。クハ16215は仲間の16211より正面のリベットが少なく大人しい顔立ちでした。
南武線といえば貨物列車も外せません。
八丁畷のホームは京急線の跨線橋兼用ですから、通行人にチラチラ一瞥されながらでの撮影で、ちょっと恥ずかしかったのを憶えています。こうした構造は稀有かも知れませんが、2路線がちょうど垂直交差しているお蔭でしょう。
少し待つと、隣の東海道貨物線にEF58がやって来ます。
▲いずれも尻手-八丁畷 1980-11
夕暮れ近い川崎新町を行く。
沿線の宅地化で、この辺りに新駅「小田栄」ができましたが、ちっとも知りませんでした。それだけ縁遠くなっていたのですね。
▲いずれも川崎新町-浜川崎 上・中:1980-5 下:1980-11
▲いずれも川崎新町-浜川崎 上:1980-5 中・下:1980-11
ここから少し歩けばあっという間に浜川崎に到着です。
▲いずれも浜川崎 上:1980-11 下:1980-5