2023年4月16日

大阪の昭和デンシャを追う・その4


▲南海電鉄モハ6020ほか 新今宮 2023-1 

南海電車を始め、昭和生まれのデンシャ達が未だ第一線で疾走する関西各社。
しかし旧世代の淘汰は確実に進み、阪神青胴や阪急5100系などは風前の灯に。大所帯ゆえまだ時間はあるなどと手を拱いている場合ではなくなってきました。

一足先に世代交代が一段落し、デザイン的にうーむな車両が大半を占める関東に比べると、それでもなお魅力充分・・・とこの2年間は何度も関西に通うことになりました。

大阪の昭和デンシャを追う →→→  その1 / その2 / その3

2023年も明けて間もない1月中旬、この日もこちらの駅からスタート。
先ずはごヒイキの南海電車を表敬訪問、と思っていたら手元の「南海アプリ」には阪堺モ161が走るとの「当たり」の赤矢印が出ています。

▲難波 2023-1

急遽予定を変更して阪堺電車を優先、先ずは浜寺公園で下車です。
高架化工事が進む同駅は、既に上りホームは跡形もなく変貌。一方で下り側は取り残されたように変わらぬ姿で佇んでいました。


下りホームへ通じる通路も、手付かずの場所が残っています。


旧駅舎は曳家で30mほど移動していました。
本屋はカフェやギャラリーとして利用されています。小憩しようと思いましたが、阪堺モ161の何号が来るのか気になって仕方なく、先を急ぐことにします。



▲いずれも浜寺公園 2023-1

本日の主目的、阪堺電車。
古い駅舎が残るこの駅も、南海線高架化の影響で路線もろとも移転が予定されています。

▲浜寺駅前 2023-1

南海線をオーバークロスする地点。
かつてはこの辺りに海道畑停留場がありました。この交差風景もあと5年足らずです。



待ちかねた本日の主役がやって来ました。
管理人的に「推し」のモ164でないのはちょっと残念ですが、贅沢は言えません。
▲いずれも船尾-浜寺駅前 2023-1

復路を同じ場所で構えるのも芸がなく、隣の船尾駅まで歩いてみます。
電車もさることながら、当線の魅力は何と言っても街並みとの近さ。駅前に佇立する変わった造形の長屋も楽しく、暫く辺りを徘徊しました。


▲いずれも船尾 2023-1

復路がやって来ました。
奥に少しだけ見える、南海線クロスの反対側も絵になりそうですね。

▲船尾-浜寺駅前 2023-1

引き寄せてもう1枚。
▲船尾 2023-1

ところで、阪堺電車の撮影で毎回困るのがトイレ。
船尾駅近くにコンビニはないし、住宅街を抜けて南海諏訪ノ森駅まで歩いてみます。

この駅も高架工事真っ只中で、上り・下りホームがえらく離れており、生憎とこちら側は無人。トイレ借りたいから遠隔操作で改札開けてくれ、と頼むのもちょっとうーむで、入場券を買って入りました。早晩消えて行くであろうこの駅舎も押さえておきます。

▲諏訪ノ森 2023-1

生き返った気分になり、最後は我孫子道で。
寒いし薄暗いし腹は減るしで、初日はこれにて打ち止めです。

▲いずれも我孫子道 2023-1

短時間ながら釣果にすっかり満足し、宿を取った淀屋橋へ向かいました。
・・・次回に続きます。


▲難波 2023-1

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