▲北恵那鉄道モ 563 撮影地・撮影日不明
晩年の北恵那鉄道は朝5本に夕方6本、そして日中は全く列車の走らない、当時の私鉄ローカル線ではダントツの寂しいダイヤでした。
ダム建設の資材運搬用として建設された当線、戦後は沿線に工場や高校が進出して活況を呈すも長くは続かず、1960年代には各地のローカル線がそうであったように凋落への道が始まります。
▲スタンダードな様式ながら自社地紋だった
さて、沿線風景の次は各駅の記録をアップしてみます。
まずはこちら、中津町から2つ目の山之田川。1968年と早くに無人化されたようで、その頃から放置されたであろう片隅の「ト」が今回撮影場所を特定する鍵になりました。
こちらはかつての交換駅、美濃下野でしょうか。
▲いずれも美濃下野(と思われる) 撮影日不明
終着の下付知。
林業で殷賑を極めたこの地らしく、総ヒノキの立派な駅舎が建っていました。造りの良さが幸いしたのか、2002年までバス待合所として残っていたのは良く知られたところです。
▲いずれも下付知 撮影日不明
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