2016年9月13日

桜と立山連峰と その1

14720▲富山地方鉄道モハ14722 越中荏原-越中三郷 2014-4

「富山地鉄を象徴する風景」というと真っ先に立山連峰が浮かびますが、全容を見せてくれる日は年を通じて多くはありません。何とか14720形との組み合わせが撮れないものかと機を窺っていましたが、2014年春、もう待ちきれんとばかりに決行です。

せっかくなので平日朝、1本だけ動く不二越・上滝線の10020形も・・・と欲を出し、仕事が退けてから最終便の飛行機で一路富山へ。地鉄ホテルへ投宿しました。

まずは映画の舞台にもなった月岡で10020形を狙います。岩峅寺方先頭には3月に引退したクハ174に替わって、14760形の一派であるクハ175が入っていました。
クハ175
10020▲いずれも月岡-大庄 2014-4

月岡周辺は、不二越・上滝線では最も長閑な田園の広がる場所です。駅舎はトタン張りになっていますがロケにも使われた古い待合所が残っていました。
月岡駅
10020▲いずれも月岡 2014-4

さて次なる標的は14720形ですが、どこで動いているのかまず突き止めなければなりません。まず立山線の運用を確かめるべく岩峅寺へ、更に横江へ移動。
・・・と少し寄り道して駅舎をスナップです。
岩峅寺
横江
▲上から岩峅寺・横江 2014-4 

本数の少ない冬季ダイヤだったため、横江から次の千垣へ、ついでにその先の有峰口まで立山を眺めながら歩きました。
千垣
 ▲千垣 2014-4
 
10030▲千垣-有峰口 2014-4 
 
立山
▲振り返るとこんな感じでした 千垣-有峰口 2014-4
 
10030
▲有峰口 2014-4

どうやら立山線にはカボチャ色の旧京阪10030形しか動いていないようでした。
下段、釜ヶ淵などの好撮影地を横目に一旦元へ戻り、本数が稼げる場所で待ち構えることにします。

定番ですが、午後順光となる常願寺川橋梁で狙うことにしました。
・・・とそこへいきなりやって来たのは富山行の14720形。
霞みがかっていますが、陽が傾くにつれ立山の山容が現れてきました。
14720
折返しは上市行の区間各停。懐かしい丸サボを付けていますが、サービスではなく方向幕故障による措置でした。
1472014760形もやって来ました。
この電車にも「カボチャ色」が侵食しつつあります。対岸は桜が満開でした。
14760▲いずれも越中荏原-越中三郷 2014-4

14720形の運用が変わったら他の場所へ転戦しよう、なんて思っていましたが富山-上市間の区間運転に終始。結局、陽が暮れるまでここで粘りました。
・・・・次回に続きます。
月岡
▲月岡 2014-4

4 件のコメント:

  1. 山岳風景と電車のコラボ、とても絵になりますね。
    当方も駿豆線で富士山とのツーショット狙いましたが、山頂に雲がかかりまして撃沈。
    春先の方がまだ空模様安定しているのでしょうか?

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  2. 12号線さん

    ありがとうございます。
    晴れていればGW明けくらいまで立山とのコラボを狙えると思います。
    ただやはり好天は長続きしないのであとは運次第になりますが、私も何度目かのトライで漸く立山を拝めました(それも霞んでいますが・・・)。
    駿豆線の富士山スポットも、満足できる絵をものにするのは本当に難しいですね。

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  3. 荏原の鉄橋と月岡、定番ですけど良いですね。確率は低くとも、雪晴れの立山連峰の素晴らしさは筆舌に尽くし難いので、冬場にまた挑戦してみたいです。立山線の冬場は運が悪いと東急と京阪しか来ない…という最悪パターン?もかなりの確率であり得ますが。

    駅舎が少しずつ改築されたり、改修の手が入っていたりしますが、県営鉄道のトラス柱、富山電鉄の古レール柱など古い架線柱の建て替えも着々と進んでいますので、こちらにも注目したいものです。

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  4. 雪うさぎさん

    雑誌で見るようなクリアな立山連峰をものするのは難しいですが、私もまたトライしたいと思います。
    この時は運が良いことに東急車は午後の不二越・上滝線に押し込められていました。やはりこの車は地鉄には似合わないですね。

    駅舎も徐々に変貌しつつありますね。異空間のような電鉄魚津など訪問し逃した駅もあり急ぎたいところです。釜ヶ淵や最近では寺田が旧駅舎をイメージしたとものに改築されましたが、やはり微妙な印象です。

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