▲上信電鉄デキ1 千平-下仁田 1994-3
気に入った路線に入れ込み、四季折々の違った表情を切り取ろうと通い詰める。
そんな傾向は誰にもあると思いますが、これが一段と強かった管理人。
もうちょっと公平に各路線を訪問すれば良いものを、一期一会もあれば何十本ものコマ数を稼いだ路線もありと、かなり偏重気味になってしまいました。
訪問数断トツは名鉄揖斐・谷汲線、次いで上田交通、新潟交通や野上電鉄、琴電・・・やはりというべきか、戦前型のいる電化路線ビイキになりました。
▲上田交通モハ5372 八木沢 1985-1
▲新潟交通モハ16 灰方 1988-5
さて、今回はそんな中から「デキ詣で」の病魔に襲われた頃の上信線からお送りします。
赤城おろしが吹き荒ぶ早春のこと、この日は馬庭を出てすぐの鏑川橋梁から開始。まずはこの頃よく見かけた旧西武の451系のデハ100形です。鋼体化車ら強者が引退してからは、デキの露払い的な扱いになっていましたが、今となっては撮っておいて正解でした。
そして本命。
遭遇率No1の1号機が辺空のトキ3両を従えてやって来ました。メインの2回目はド定番、千平-下仁田の線路際に陣取りカメラ2台体制で迎え撃つことにします。デキは直ぐに追いかけてくるので、セット完了と思いきや「ピー」と甲高いホイッスルが聞こえて来ました。
全体的に単調な上信線にあって、山峡の雰囲気が満喫できるこの区間は、訪問の度に違う表情を見ることができました。
▲いずれも千平-下仁田 1994-3
目当ては勿論入換え風景です。
高崎行電車をやり過ごし、やおらデキが動き出すと構内を行ったり来たり・・・ポイントの切換も楽しく、小1時間の作業は見ていて飽きません。
▲いずれも下仁田 1994-3
上り列車は逆光気味になりますが、3回目は神農原近くで狙うことにしました。
またまた次の電車に乗車、吉井で追い抜きます。
さて「オマケ」的ながら締めはこちら、根小屋。試しにここでも流してみますが、点検蓋が向こう側にあるデキ1では側面が反射せず、せっかくの斜光線も生かせません。
▲ノッペリになりました いずれも南高崎-根小屋 1994-3
無事4本を捕えて終了。
委託のおばちゃん駅長と家路を急ぐ子らをフレームに入れながら、帰りの電車を待ちました。
▲いずれも根小屋 1994-3
根古屋駅にも女性の委託駅員さんがおられたのですね。
返信削除お撮りになられた4年後、仕事で上信線各駅巡りましたが該当駅は文字通り「猫のいる駅」の印象持ったものです。
12号線さん
返信削除当時の上信線はほとんどの駅が有人(無人は千平・西山名くらい)で、小さい駅にも委託駅長がいて会社の姿勢を感じました。列車を待つ間、切符など所望したのも懐かしい思い出です。この根小屋には当時も人懐こい猫が数匹おり、代々ナワバリにしてきたのでしょうか。
私も何度も撮影に通いました。晩年はウヤが多くなり、無理なおっかけの車と事故りそうになったりしたので、次第に足が遠のいてしまいました。もっと色々な場所で撮影すればよかったと後悔しています。
返信削除ティーレマンファンさん
返信削除なくなる直前に出現する葬式鉄にはいつも困ったものですね。
これを撮った頃はまだ週3回の定期便が動いていましたが、この年秋に廃止になるとは知る由もありませんでした。