「東武の代名詞」といえば管理人世代だと特急車はDRC、そして通勤車は8000系になるでしょうか。一時はどこに行ってもウンザリするほどやって来た8000系列、しかし最近は野田線や支線区でも世代交代が進み、いよいよ先が見えてきました。
73・78系が第一線で現役だった時代は結構な頻度で通っていた東武線ですが、この10数年はすっかりご無沙汰です。ここは野田線の動態保存車といきたいところ、しかし中途半端に遠い上にたった1本を追い駆けるのも敷居が高く、先ずは現役メンバーを押さておこうとお手軽撮影を決め込むことにしました。
▲堀切 2024-3
という訳で、44年ぶりに堀切で下車してみました。
乗降客は少ないし急カーブした構内が絵になりますから、ホームを行ったり来たりしながら変化球アングルを狙ってみます。
10000系も2代目りょうもう号も、考えてみれば30余年選手。
特に200系は後継車が幅を利かせてきたし、引退の足音が近づいてから慌てて出向くという愚を繰り返さないためにも、ここはリキを入れて押さえておきます。
▲いずれも堀切 2024-3
こちらは1980年の堀切。
73・78系は遠く伊勢崎まで出張していました。この駅独特の雰囲気というか空気感は変わっていないですね。
▲いずれも堀切 上:1980-5 下:1980-12
次は曳舟で下車、最近ハマっている古い商店街めぐりです。
関東では数を減らしたりリニューアルされて別物に変貌したりしていますが、この辺りは下町の雰囲気が色濃く残っています。観光地によくある「なんちゃって駄菓子屋」ではない、本物の駄菓子屋さんも店を開けていました。
当てもなくふらついていると、偶然この踏切に。
ここからは亀戸線に転戦することにします。
▲曳舟-小村井 2024-3
東あずまホーム先端から。亀戸線は急カーブが多く、これを強調してフレーミングしてみます。
▲いずれも東あずま 2024-3
こちらは別の日、亀戸から撮り歩いた際のカットです。
「緑亀」ことこのリバイバル色編成も、つい最近引退してしまいました。これを含め1950年代の試験塗装を3つも揃えるとは何とマニアックな、と思ったものですが上層部に相当な鉄道オタクがいたとしか思えません。どうせならオレンジ+クリームのツートンもここで動かして欲しかった。
▲いずれも亀戸水神-亀戸 2023-10
この時は京成金町線にも足を伸ばしました。
3500系の初期車は既に車齢50年超で、もちろん最長老。「パンダ顔」を始め諸処更新されてはいますが、角ばった昭和スタイルは結構好みです。まだ当分安泰と思いきや、設備投資計画によれば今年度から後継車になるであろう2代目3200系が登場するようで、一気に世代交代が進むかも知れません。
▲柴又-京成金町 2023-10
野田線80000系導入に伴い、動態保存車の8111Fもおそらく運用退くものと思われます。
返信削除東上線の8000系回送も秩鉄電機による牽引に改められ、8506Fも失業状態だとか。
見た目の重厚さの一方で、上等な乗り心地提供したミンデンドイツ台車のグループもそう長くはないのかもしれません。
12号線さん
返信削除物持ちが良い東武ですから当分大丈夫、などと高を括っていてはいけませんね。
野田線は結構長いので8111Fを待ち受けるのは結構しんどい、と敬遠せずに早めに訪問しないと。それはそうと80000系は導入コンセプトが何ともうーむで、しかも従来車も含め6連から5連、これは地元の不評を買いそうですね。
今月、大宮公園に行った際に、野田線も1時間ほど撮影しましたが、8000系が来る確率は3割前後でした。製造終了後40年経過しても、まだ一定数走っていて、さすがは私鉄随一の量産電車と思いましたが、そろそろ秒読みのようですね。
返信削除亀戸線は短距離なので、亀戸から曳舟まで歩いてみたことがありましたが、こんな商店街があるのは知りませんでした。今度行ってみます。
緑の猫さん
返信削除8000が最大勢力だった頃は「またこれか」と敬遠していたのに、イザ先行きが見えるや追い掛けるのですから現金なものです。と言いながらそんな行動を何十年も続けてきてしまいました。鉄道好きの性なのでしょうね。
曳舟周辺は古さと新しさが同居しているような魅力がありますね。アップした街並みは小村井からが至近です。